2013年9月議会

 

2013年9月10日 たくま 一般質問 を行ないます。以下が今回の質問内容です。

 

基地問題について

(1)ベトナム戦争の悲惨さを描いた「プラトーン」でアカデミー賞を受賞しているアメリカの著名な映画監督オリバー・ストーン氏が8月に来沖しました。平和資料館で沖縄の戦後史を学んだ後、名護市を訪れ、市長との面談、辺野古・大浦湾の視察を行いました。辺野古のテント村では、「名護市長稲嶺進を応援します」とマスコミの前で発言しました。市長との面談は1時間足らずだったと思いますが、市長はストーンさんとどのような会話を交わしたのでしょうか。市長は常々「沖縄の良き理解者を増やしていかなければならない」と話されていますが、良き理解者を増やすため、良い間柄を築いたストーンさんに沖縄についての映画製作を提案できないでしょうか。ストーンさんはアメリカではタブーとされる原爆投下の真相をドキュメンタリーにし放映しています。ストーンさんが沖縄についての映画を製作すれば、基地問題解決への糸口につながり、また観光の振興に期待が持てます。市長として積極的に撮影の誘致を働きかけることはできませんか。

(2)キャンプ・シュワーブ内の土砂採取について市の許可が必要だと思いますが、防衛局は

「市側への通知や同意は不要と解釈できる」としています。それに対して名護市幹部が「同法の適用外と言われればそう解釈するしかない」と、新聞報道にありましたが、防衛局の解釈に正当性があるとお考えですか。

(3)キャンプ・シュワーブ内の文化財立ち入りについて、防衛局は名護市文化課と覚書を交わし、市議会議員の立入りを認めないと主張しています。どのような覚書を交わしたのか明らかにしてください。

 

2市民意見について

(1)国は辺野古・大浦湾の埋立申請を県に提出しました。

県 知事は受理するか否かの判断のため、名護市長に意見を求めています。名護市長は自らの意見を述べる前に、市民の意見を集約するとし、埋立てについてのわか りやすいパンフレットが制作され、配布が始まりました。市長が市民意見を求めることは手続き上は想定されていませんでしたが、市長の「市民の目線で行政を 行う」その方針を実践するこの取り組みは、市民に高く評価されています。ただ陳情にもあるように、多くの市民意見を集めるためには、市職員が庁舎にとどまるのではなく、市民と膝をつき合わせて丁寧な説明をする気持ちを持って、地域説明会を開催することが必要と思われますが、市のお考えをお聞かせください。

 

3県の産業廃棄物最終処分場について

(1)7月20日に県主催による「公共関与による産業廃棄物管理型最終処分場について考える」シンポジウムが開催され、名護市は共催として参加しています。これまで最終処分場については市民から様々な意見、陳情が寄せられていますが、市としてどのような立場で参加されましたか。7月24日の新報の報道によると、「今後の海洋汚染が心配」、「行程表をつくって情報開示をしてほしい。」という指摘があったそうですが、その点について市としてどのように考えていますか。近々、県と市、地域との基本合意書を締結するとされていますが、その内容は固まっていますか。また運営については第三セクターで行と新聞報道にありましたが、こうした一連の決定の中で名護市はどういった形で参加をしていく予定ですか。またこの事業に参加する場合の市のメリット、デメリットをお聞かせください。

 

4地域力について

(1)市長は地域振興、地域活性化のための地域力が必要だとして、地域の人材や企業を育てることに重きを置き事業展開をしてきました。地元企業が積極的に参入できる住宅リフォーム補助制度や住宅用ソーラーパネル設置補助制度を敏速に導入し、また地域提案型の事業を取り入れたことで、市民が自ら積極的に地域のことを考えるようになってきました。その流れを受けて、名護大通り会が企業と組んで、名護を映画の舞台にすることにより中心市街地を活性化する企画を立て、それが経済産業省の地域再生事業として採択されました。今後映画のシナリオを全国公募するとしていますが、名護を全国の人に知ってもらうために、そして名護での映画製作を盛り上げるためにも市長自ら全国公募を訴えていただけないでしょうか。

 

5投票率向上について

(1)若者の投票率の低下が懸念されますが、どのような対策が各自治体や団体でなされていますか。最近、投票率を上げるために「選挙割」という特典をつける自治体もあるようですが、名護市としてはどのように評価していますか。

 

6農業行政について

(1)これから実りの季節となります。例年この時期から鳥獣被害が増えてきますが、今年の対策はどのように考えていますか。

 

7瀬嵩川の河川閉塞について

(1)河川閉塞解消に向けて今年5月8日に北部土木事務所と現場立会いを行っていますが、その後今日に至るまで、瀬嵩川閉塞は何回起こり、名護市は河川閉塞箇所のしゅんせつを何回行いましたか。その間どのような対応が北部土木事務所からありましたか。