平和の礎の名前を読み上げる集いに参加しました

沖縄戦で亡くなり、糸満市の平和の礎に名前が刻まれている24万人の方々のすべての名前を読み上げる、新しい試みが今年開かれました。6月12日から23日の間で、朝の5時から夜の3時まで、沖縄はもちろん、全国、また外国から1500人以上が参加。読み上げの様子はインターネットで中継されました。
 私は実行委員の方から、名護市の久志地域と宜野座村の一部と金武町の2千名の名簿をゆだねられ、1500名を、久志支所で7名の参加者とともに読み、また、二見以北地域出身の約五百名を緑風学園6年生にお願いしました。
 
 久志支所で、私は一人ひとりのお名前を読みながら、この方々がもし生きておられたら、どんな人生を送っただろう、そして沖縄はもっと豊かになっていたはずだ、と考え、胸にぐっとくるものがありました。
 緑風学園の6年生は、担任の森元先生と松田校長のご理解のもと、平和学習の一環として、授業の合間に読み上げに参加して下さいました。生徒の皆さんは、地域で亡くなった方々のお名前をかわるがわる丁寧に読んでくださいました。一人一人の名前を読むことで、戦争のむごさを現実として捉え、戦争を起こしてはならないという思いを強くしてくれたのではないかと思っています。
 来年度以降もこの取り組みに参加したいと思っています。また教育委員会にも働きかけ、名護市の生徒たちの平和学習の一環として多くの参加者を募っていきたいです。